2021.05.21移住交流推進室ブログ,移住者ブログ・暮らし
地域の文化を守る 温泉街の“おてんま”
1350年余りの歴史を持つ渋温泉。
名物の「外湯巡り」は、9つあるお湯をめぐり、九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるといわれ、昔の多くの人々を癒してきたことでも知られています。
地域の人々にとっては大切な生活必需品として、町の地下には宿や共同浴場に温泉を届けるためのトンネルやパイプが張り巡らされ、温泉熱を利用した消雪や暖房にも使われています。
この資源を守るために、年に3回 温泉街の方々が「おてんま(ボランティア)」で掃除を行い、37本、2.5kmにもわたる引湯管を手作業で綺麗にしています。
『自分たちの大切なお湯は、自分たちの手で守る』そんな強い思いを持つ人々の手によって、地域の文化を守り、大切に次の世代へと繋がっている歴史ある温泉なのです。
おてんまの様子はこちらからご覧いただけます。